2010年より新ブログに移転いたしました。



2009年10月27日

[第40回]Two Little Witches: A Halloween Counting Story Sticker Book (ペーパーバック)


Two Little Witches: A Halloween Counting Story Sticker Book

Harriet Ziefert (著), Simms Taback (イラスト)

以前にもご紹介したColdecottコルデコット賞を受賞したSimms Tabackがイラストを描いています。今回も独特の味わいのある素朴ながら丁寧に書き込まれた絵が楽しげです。よく見るとコートに接ぎがあたっていたりしてごく質素で堅実な家庭生活を思わせますね。

文章は1ページに1行程度。Ten Little Indiansの曲に乗せてリズムよく読んでいけますがちょっと後半が早口かも。
コツはIfをほとんど発音しないこと。小さく「ェフ」というくらいにしておき
続くThat makesも「ウィッゼメイク」と続けてしまえばメロディーに収まります。

If one little witch meets one little witch, that makes
Two little witches going trick-or-treating.
ひとりの魔女がもうひとりの魔女にあったら、ふたりの魔女でトリックオアトリートにお出かけ!

早いなと感じる人はこれも以前紹介したFive little Pumpkin の曲がお勧めです。(Wee singシリーズのハロウィン版)。Five little Pumpkin sitting on the gateの部分のメロディーを繰り返すようにしてみるとゆっくりなテンポで歌えるかも。
でも無理に歌にしなくてもリズムよく読むと自然に節がついてきます。

仮装をした子供たちが三々五々集まってお菓子をもらいに出かけます。
近年すっかり日本にも定着して町内でハロウィンの行事をするところも増えてきました。
絵本の中では送り出す大人たちの顔も見えます。
定番のcatやskeletonだけでなくclownピエロ、pirate海賊、astronaut宇宙飛行士も登場します。
striped cat しましまのネコ 
fuzzy bunnyふわふわウサギ
friendly pirate 愛想のいい海賊
などちょっとした形容詞もついています。

Clownは顔を白く縫った道化師のこと。
日本語でいうピエロpierrotとはクラウンのひとつで悲しみを担う道化役の名前。
だぶだぶの服を着て化粧には一粒の涙が定番です。

そして何よりこの本の特徴は副題にもあるとおりA Halloween Counting Story Sticker Book
数え歌であることと付属の40枚のシールです。
中程に織り込まれているのは絵本と同じサイズのキャラクターのシール。
葉っぱ、剣、お菓子を入れる手提げ、お化けが出るときのBoo! という吹き出しまで。
元の絵とはちょっと違うところもあるので見つけてくださいね。

絵本の好きなところに貼って賑やかにしても良し。
「3」のページが4人になってしまったりもしますがそれも良し。
小さい子は同じキャラクターの上に貼りたくなりますね。「見つけられたね!」とマッチングを楽しみましょう。
別のノノートや画用紙に貼り付けて絵を書いたりしても自分だけの絵本が出来上がります。
シールになっているシートにカラーコピーすれば教室でも使えますね。

10人になったtrick-or-treatersが爪先立ち=tiptoeになってそろりそろりとお化け屋敷に近づくと・・・
MONSTERが!!!
このページとみんなが逃げ散っていくページは読み手も声をひそめたり、あわてた様子で大きめの声にしたりしてみましょう。

そして最後はまたメロディーに乗せて
Two little witches in the dark on Halloween night!
(ちなみにうちの絵本には最後のページに7人もいます!)
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2009年09月23日

[第39回]What's the Time, Mr. Wolf? (Mr. Wolf) (ハードカバー)


What's the Time, Mr. Wolf?

Annie Kubler (イラスト)


こどもの世界にはその頃しか歌わない歌がありますね。
幼児の頃よく歌っていた「1丁目のウルトラマン」も時がたつと忘れてしまいそうになり、母はちょっと寂しくなります。

わたしが子供の頃はなわとびの歌に
「隣りのおばさんいま何時?七時、ありがとう、さようなら・・・」というのがありました。

この本の題名“What's the Time, Mr. Wolf?”
も語呂がいいからでしょう、そんな子どもの世界の慣用句?のひとつのようです。

大変食いしん坊のMr. Wolfは何時でも食べています。もうホントにしょっちゅう!

指が入る仕掛け絵本なので裏側から指2本を入れるとオオカミの口がパクパク!動きます。
ちょうど子どもの指でも上手に動かせる大きさです。
まずは読む前にいろんなものを食べさせてみてもいいですね。
ぼくの指もママの指もパクパク!食べちゃうぞ!

What's the Time, Mr. Wolf?
と聞かれて
It’s seven O’clock! Time to get up! 七時だよ、起きる時間!
I’m so hungry! ぼくおなかすいた!

時間のたずね方と答え方、そして○○する時間という言い方が繰り返し出てきますので
ロールプレイにうってつけですね。
子どもと交代でWolfになったり聞き手になったりしてみましょう。

Time for breakfast 朝ごはんの時間
という表現と
Time to brush my sharp, sharp teeth. とんがった歯を磨くハミガキの時間
というtoの後に動詞が来る表現の2通りが出てきます。

Time for a nap お昼寝の時間
Time for playschool 幼稚園の時間
Time for lunch お昼ごはんの時間

Time to get dressed 着替えの時間
Time to read a book 読書の時間
Time to clean the dining-room 食堂のお掃除の時間
Time to fetch the table cloth (干してあった)テーブルクロスを取り込む時間
Time to set the table 食事の準備の時間

fetchとはあまり見慣れない表現ですが
「目的の物が置かれている場所まで行って取ってくる、連れてくる」転じて「人の心をつかむ」「金額がある基準に到達する」などの意味があるようで、
ここでは「洗濯物を取り込む」という意味です。

早い春を告げるGroundhog Dayはアメリカの2月の行事ですが、その古い歌にこういうのがありました。
Sharpen up your knife and whistle up your dog
Sharpen up your knife and whistle up your dog
We’re going to the woods to fetch a ground hog, Ground Hog!
ナイフを研いで、犬を呼んで
森へグランドホッグを探しに行こう!

ここでは「見つけ出す」程度の意味です。ナイフは枝を払ったり土を掻き分けたりするため。プレーリードックのような、モグラのような、小動物であるground hogを殺すためではないのでご安心を。

さて、Mr. Wolfの日常にはちゃんと時計があって規則正しく一日が過ぎていくようです。
どのページにもデジタルとアナログ両方で時計が表示してあります。
時間の読み方を覚えようとしているお子さんにぴったりですね。
特に食べるのだいすきな子どもたちには食事やおやつの時間から始めましょう。

そして最後のページはそう!
It’s Dinner Time!


同じシリーズにはこんなものもあります。

See You Later, Alligator! (Action Books)

Annie Kubler (著)


さよなら三角、また来て四角!といったところでしょうか

posted by HAPPE-kids at 12:53| Comment(0) | Picture Book 【U〜Z】

2009年04月24日

[第38回]Harry the Dirty Dog (ペーパーバック)


Harry the Dirty Dog

Gene Zion (著), Margaret Bloy Graham (イラスト)

最初のページで6行あったからといってびっくりしないでください。
後はほとんど1行から3行程度。
音読した時のリズムもとてもよくて軽快に読めます。

表紙に50th Anniversary Edition とあるように出版されてから既に50周年を迎えました。
挿絵には上品なワンピースにエプロン姿のママ、家でも上着にネクタイ姿のパパ、カフェには小さな帽子をちょこんと乗せたご婦人がいるなど、古き良きアメリカの風情が溢れています。

さて、いつの時代もこどもはお風呂がキライ!
いつもはおりこうな犬のHarryもお風呂に水を張る音を聞いただけで逃げ出します。
急いでお風呂用ブラシを庭に埋めて!!!さあ逃亡だ!

そしていつの時代もこどもは冒険と汚れるのが大好き!
Harryは街中をいろいろ遊んで回って
Got very dirty 汚れてきました
And got even dirtier もっと汚くなってきて
And became dirtier still さらに汚れはひどくなり
And got the dirtiest of all 最高に汚くなっちゃった
汚れ方がだんだんひどくなっていく様子をこういう風に表現するのですね。

さて、疲れたし、おなかもすいたのでHarryはうちへ帰ってきますが
みんなは気がつきません。なぜなら
from a white dog with black spots 白地に黒の犬から
to a black dog with white spots 黒字に白の犬に
なってしまったのですから!

気がついてもらおうとHarryがするのが
his old, clever tricks  oldは古いというよりここでは「お馴染みの」芸
He flip-floped and he flop-fliped. 飛んだりはねたり
He rolled over 転げ回ったり
andそしてplayed dead. 死んだふりまで!

だけどみんなはこう言います。
Oh no, It couldn’t be Harry「うちのHarryなわけないよ」

でもおりこうなHarryはいいことを思いつきます。
ブラシを掘り起こすと・・・

お風呂に入りたがっている様子の「見知らぬ犬」を前にパパは女の子に向かって
優しくこう言います。
“ Why don’t you and your brother give him one?”
このoneはお風呂のこと。
「弟とふたりでお風呂にいれてあげたら?」

Harry’s bath was the soapiest one he’d ever had.
そのお風呂は今までで一番アワだらけだったのでした。

お風呂も悪くないや。ブラシはいまやHarryのお気に入りです。
うちの子たちもお風呂がキライです。今夜はこのお話の後にお風呂タイムにしましょうか。

邦題「どろんこハリー」でお馴染みの方もいるでしょう。ストーリーを知っている本を原文で読むのも違いが味わえて楽しいですね。
posted by HAPPE-kids at 14:47| Comment(0) | Picture Book 【F〜J】

2009年04月12日

[第37回]It's Not Easy Being a Bunny (Beginner Books(R)) (ハードカバー)


It's Not Easy Being a Bunny (Beginner Books(R))
Marilyn Sadler (著)

春がやってきました。開花宣言から寒い日が続いたせいか
今年の桜は長く楽しめそうです。
春は別れの季節でもあり、新たな始まりの季節。
春といえば今年もイースターの季節です。

つい先日のクリスマスで「ウサギ野原のクリスマス」の歌を聞いたばかりなのに早いですね。“お耳を包む帽子をください”とサンタさんにおねだりしていたbunny達も、身軽に野原を駆け回っています。

久しぶりに英語の絵本を開きましたか?そんなときは英語の感覚を思い出すために「動詞を探せ!」ゲームをしましょう。
動詞ってBe動詞とかmakeでしょ?
その前には必ず主語があるはず・・・

短い文章ならすぐ動詞は見つけられますね。
1ページ目
P.J funnybunny was very sad.
He did not like being a bunny.

見つけたら出来ればマーカー(アンダーライン)してみましょう。
P.J funnybunny was very sad.
He did not like being a bunny.
「P.J.ウサギは悲しかった。
ウサギでいるのに飽きちゃった。」

2行目のbeingにもbeがあるけれどこちらはingが付いていて「ウサギでいること」というひとくくりの名詞になっています。最初はちょっとこの辺で混乱するけれど、ひとつの意味を成す文章の中では動詞はひとつ。それを見つけましょう。

少し長い文章でも動詞を見つけると文意が理解しやすくなります。
次のページの
His mother made him eat
cooked carrots every day.
あらあら、みっつもあるぞ。でもあわてない。
ここはmake ○○(人物)eatで誰かに何かをさせる、という言い方なので動詞がふたつ出てくるのですが
makeの過去形madeの主語はmotherで、何かをさせたがっている人(命令者)、
eat(原型)の主語はhim(P..J=実行者)
になります。
みっつめのcookedはcarrotsに掛かっていて料理した人参=ニンジン料理ですね。

この文はスラッシュを入れるとこのように区切られるわけです。
His mother / made him eat / cooked carrots /every day.
「ママは毎日ニンジン料理ばっかり食べさせるし。」

知らない単語が出てきても、何行もある長い文章でも動詞さえ見つけてしまえば文の構造が見えてきます。
過去形になっていたり、使役動詞の形mekeやhaveと合体して〜させる、や〜してもらう、という意味になっていたり、toと一緒になって〜すること、という意味を成したりしますが、とにかくこのへんが動詞!その前にあるのが主語!と当たりをつけられるようになったらこっちのものです。

この絵本の中では
I want to be ○○=○○でいること(○○になること)→○○になりたい
P.J want to live with ○○=○○と暮らしたい
のふたつの文章が繰り返し出てきます。
Be〜は学校ではbe動詞として習い、am areなどの変化があって・・・と覚えていますね。
これが通常の文章の中で現在形として出てきた場合、ちょっと登場人物の存在そのものを意識してください。

I am/what I am わたしは私(わたしという存在の有り方にいい訳しないわ)ミュージカル:ラ・カージュ・オ・フォールより
Because /they areだってみんなそうだもの (所詮そんなもの、という諦観)

Be動詞というものは短くてさりげないけれど、とても強い主張を持った言葉でもあるのです。

大家族で人参ばかり食べているウサギでいるのに飽きたP.J.はbear、bird、beaver、pig・・・いろんな動物と暮らしてみようと試しに行きます。後半耳慣れない動物も出てきますが最初はお子さんと一緒にどんな動物か想像してみましょう。初めて見る生き物かも知れませんがこういう動物もいるんですね。スカンクはやっぱりくさいのかな。

自分探しの旅?から戻ったP.J.はもう長すぎると気にしていた耳も大して気にならなくなります。傲慢でも卑下するでもなく「しっかりした自己肯定こそ人間の基本」と考える人間観がメッセージとして窺えます。

題名を訳すと「ウサギでいるのも楽じゃない」というこの絵本は
有名なThe Cat In The Hat (Dr. Seuss)

関連の初心者向けつまり幼児向けのブックシリーズです。

ポップでいながら良く描き込まれた好感の持てる綺麗な絵です。幼稚園くらいの小さいお子さんたちも分かりやすいストーリーと可愛い絵に引き込まれます。特に陽気なpigが秀逸!
最後のページではうちに戻ってくつろぐP.J.を、今まで付き合ってくれた熊さんなどいろんな動物たちがのぞきに来ています。みんなの寛大さがちょっと嬉しい絵本なのでした。

(なおアメリカのサイトamazon.comではclick to look insideとあるところをクリックすると中身が見られます。
http://www.amazon.com/Easy-Being-Bunny-Beginner-Books/dp/0394861027
posted by HAPPE-kids at 14:43| Comment(15) | Picture Book 【F〜J】

2008年10月06日

[第36回]Some Things Are Scary (ハードカバー)

Some Things Are Scary
Some Things Are Scary
Florence Parry Heide (著), Jules Feiffer (イラスト)

Halloweenでは皆さん仮装はなさいますか。
scaryな格好してみたい?
ところでscaryってミイラやモンスターだけかしら。
ちょっとシュールなscary世界を覗いて見ましょう。

怖いことってどんなこと?
表紙にはSome Things Are Scary(No matter how old you are)
「Scaryなこと(年齢を問わず)」とあります。
裏表紙の大きな看板には
Start school学校が始まる  Graduate from school 卒業する
Start a job 新しい仕事を始める  Loose a job 失業する
Loose a tooth歯が抜ける get married 結婚する
Turn fifteen 15歳になる  Turn fifty  50歳の坂を越える
などがacaryなことだと説明されています。
確かに!どきどきすること、ちょっとギクッとすること、びくびくすること、緊張すること、とうとう来てしまった、と思うこと。

本文には何が書かれているのでしょう。
まずこの本は「○○なこと」と言う表現なので、全てing進行形で始まっていることに注目すると分かりやすいと思います。

Getting hugged by someone
you don’t like
                   is scary.
好きじゃないヒトにぎゅうっと抱きしめられるのって
こどもにとっても本当にいやなことなんですね。

Seeing a big warring sign
and you can’t understand    what is saying
                        is scary.
大きな看板を見たら、書いてあることがさっぱり分からないなんて、
後から何か言われそうで不安です。

Smelling a flower
and finding
a bee was smelling it      first
                        is scary.
花の匂いを嗅ごうとしたら先客がいて、それが蜂だったら!それはびっくりしますよね。

Thinking what
if you ‘d been born      a hippopotamus
                        is scary.
もし自分が生まれたときに、かばの顔だったらって、考えちゃうのって
考えただけなんだけど、こわーい。

Finding out your best friend
has a best friend
who isn’t you
                        is scary.
親友だと思っていたのに、ほかに親友がいたなんて・・・心外!

Holding on to someone’s hand
  that isn’t your mother’s
    when you thought it was
                        is scary.
誰かと手をつないだら、絶対ママのだと思っていたのに、ママの手じゃなかった!
そんな時って・・・びっくりして固まってしまうかも。

ちょっとセンテンスが長くて複雑に感じますが、このようにひとつずつ最初から理解していけば大丈夫です。
ほかにもはだしで何かを踏んじゃったときとか、靴を探してベッドの下を探ったらなんだか分からないものに触れてしまったとき、両親がひそひそ自分のことについて話しているときなんか、とってもscaryなんです。

中でも簡単で、且つ印象深いのは
Telling a lie            is scary.
うそをついている最中は、心は平安ではないのです。

こどもらしい視点でscaryなことがたくさんかかれています。
読み聞かせには少し難しい文章かもしれませんが内容は大人にも楽しめます。
本文を読んでからまた裏表紙の看板を読むとより楽しめるでしょう。

最後は
Knowing you’re going to grow up
             to be a grownup
                         is scary.
大人になるなんて、気が重いなあ!
posted by HAPPE-kids at 08:45| Comment(0) | Picture Book 【P〜T】

2008年04月23日

[第35回]My Big Sticker Dictionary (ペーパーバック)

My Big Sticker Dictionary
My Big Sticker Dictionary
Archie Oliver(著)

picture dictionary=絵辞典をご存知でしょうか。
英語絵本の世界では一分野を成していますが日本の絵本では明快にこういった
分類はされていない気がします。
今回は中でもシールブックとピクチャーディクショナリーが一体になった本を
ご紹介します。

辞書なのでもちろんABC順に身近なものの名前と写真が載せられていますが、
最初のページには
「Words are fun.言葉は楽しい」
「You use words to talk.言葉は話すときに使うよ」
「You use words to write.言葉は書くときに使うよ」
「You read words.言葉は読めるよ」
とそれぞれの写真つきで説明されます。続いて
「What is a dictionary? 辞書ってなあに?」
の後にはアルファベットが小文字で一覧、大文字で一覧になっています。

辞書はアルファベット順に言葉が出てくるのでまず順番を教えるのですね。
説明文はどれも子供向きなので簡単な、分かりやすい英語で書かれています。

“Aa”のコーナーはaで始まる単語とその分かりやすい説明が2行程あり、
それぞれにはっきりしたきれいな写真が添えられてます。
“Across”の項には
Across means from one side to another. Acrossとはこちらから
向こうへ渡ること。
There is bridge across the river.橋は川を渡って(架かって)いる。」
と例文も紹介されています。

そして“Alphabet”の項では最初にページで出てきたアルファベット小文字一覧が
そのままひとかたまりになって・・・空欄になっています!
そこで12ページと13ページの間にあるシールから、探してくるのです。
動物や時計の形なら見て分かるけれど、同じ丸っこい形だと説明文を読み取ら
なければappleなのかapricotなのか分かりません。
ママが読んであげてヒントを言いましょう。
“An apricot is a soft yellow fruit. Oh, it’s yellow!”

1ページの半分ほどは形が現されているだけの空欄になっています。
“What’s this?” なにかなー?
“It looks like ○○・・・ Can you guess?” これって○○みたい、何だろうね?
日本語でも子供がまだ概念を知らない言葉も出てきますので、適宜説明しつつ
シールを貼れたら
OK!Good job! Great!brilliant!Amazing! Marvelous! Wonderful!
とほめ言葉をたくさん用意しておきましょう。
シールがちょっと破けてしまっても
“Please take the tape!” “Tape them together.” “Tape down.”
テープ取ってきて!くっつけて、貼り付けてね。

小さい子はまずシールの形から推測して貼ってしまいますが、
その都度単語だけは言わせるようにしたり“Could you say monkey?”
ママが説明文を読んで
「同じネコでも仔ネコはkittenなんだって。キティちゃんだね。」
と話しかけてあげると楽しいですね。

シールstickerは全部で400枚!origamiと日本語が英語圏でも使われている言葉も出てきます。一旦飽きてもまた本を見つけると夢中になります。
小学生になったら読める英単語を探してみたり、知らない単語を調べていくうちに様々な
言葉に親しんでいけたらいいと思います。
大人でも知らない単語がたくさんありますし、簡潔な説明文は
英作文の良きお手本です。
posted by HAPPE-kids at 22:35| Comment(0) | Picture Book 【K〜O】

2008年03月23日

[第34回]Guess How Much I Love You (ボードブック)

Guess How Much I Love You (Little Favourites)
Guess How Much I Love You (Little Favourites)
Sam McBratney (著), Anita Jeram (イラスト)


邦題「どんなにきみがすきだかあててごらん」は英語版でもベストセラーで
手のひらサイズ、ペーパーバック,CDつきオーディオブック、プレゼント用の赤い表紙のものなど様々なバージョンがあるようです。
1600万部販売を記念して作られた手のひらサイズの本を買ってみましたがなかなか味わいがあります。

Little Nutbrown Hare 胡桃色の耳の長い野ウサギのこどもはもうお休みの時間です。
Big Nutbrown Hare の長い耳にしっかりつかまって、ベッドに行くところです。
そのときこの子は急に聞いてみたくなりました。

よく聞こえるように大きな野うさぎの長い耳を引き寄せてこういいました。
“Guess how much I love you.”
「ぼくがどれくらいパパのこと好きか、言ってみてよ。」
どれくらい、は数えられないのでmuchで表現します。
Guessは「推測する」といった意味ですが、Guess again?で「違ったからもう一回」、
Guess what I’m drawing.「何描いているか当ててみて」のように使われます。

わからないなー、と大きな野うさぎは答えます。
“This much,” 
「こーれくらい!」
精一杯両手を広げてみせて(as much as he could)、
可愛い声が聞こえてくるようです。

パパも負けてはいません。
“But I love YOU this much
長い腕をいっぱいに伸ばして見せます。

“I love you as much as I can reach”
こうさぎは今度は精一杯背伸びして手を高く伸ばして見せます。
でもパパのほうが背が高いのです。

“I love you all the way up
to may toes!”
次はいいことを思いつきました。木に逆立ちして足の先までさ!として見せたのです。
all the way upというと足先までずっと指で尺取虫みたいに測っている感じですね。

でもパパのアイデアには叶いません。
ブーンと高く放り上げて、パパの足から坊やの足先までさ、と「高い、たかい」してくれました。
嬉しくなったこうさぎは跳ね回って「ぼくが高ーく跳ね回れるくらいだよ」と喜びます。
“I love you as high as I can HOP”
今度は高さを比べるのでas high asです。

「どっちがたくさん好きか」ごっこはまだまだ続きます。
川をに沿った道くらい ”・・・lane as far as the river”
川を越えて向こうの丘まで”・・・across the river and over the hills”

でもだんだん眠くなったこうさぎはもう目をこすっています。
見上げた空にはきれいなお月さま。
天空より遠いものはないと思ったこうさぎは
“I love you right up to the MOON”
「お月様まで行くくらいだよ・・・」

負けず嫌いのパパも今度は納得したようです。
“That’s very, very far.” それはそれは遠くだね

やさしく寝かしつけてキスをして
でもパパったら、子供が寝たあとにこんなことをささやくんですよ。
“I love you right up to the moon
               AND BACK
「月まで行って帰って来る、倍の距離分くらい、好きだよ」

こうさぎの体温と寝息が感じられるような、何度読んでもほのぼのする絵本です。
どれくらい好きかごっこ、うちでもしてみたくなりますね。
posted by HAPPE-kids at 13:15| Comment(19) | Picture Book 【F〜J】

2008年02月10日

[第33回]The Three Billy Goats Gruff (Read It Yourself - Level 1) (ハードカバー)

The Three Billy Goats Gruff (Read It Yourself - Level 1)
The Three Billy Goats Gruff (Read It Yourself - Level 1)

ladybird社のRead it yourselfシリーズのLevel 1(赤い本)から
邦題「さんびきのやぎのがらがらどん」でおなじみのお話です。

3匹のヤギには大きさ別に順番が付いています。
The first billy goat gruff
The second billy goat gruff
The third billy goat gruff

Goatはヤギ
Billy goat はオスのヤギのこと
Gruffはしわがれ声で荒々しい様子を表す形容詞です。
As gruff as billy goatで「雄ヤギみたいに喧嘩っ早い」
という慣用句になっています。
というわけで、このヤギさんたち、一筋縄ではいかないようです。

“I’m hungry,
   I’m going over the bridge
     to eat the grass.”

何かしようと思っているときはI’m going toを使います。
おなかがすいたヤギたちは橋の向こうの美味しい草を食べに行こうと思います。
Trip, trap! Trip, trap! トコトコと軽快に橋を渡っていくと突然
Trollトロールが現れます。
Up jumped the troll.”
「おおきなかぶ」でも出てきたupです。
かぶが抜けるときもup(Up popped)
怪物が飛び出すときもup(Up jumped)

トロールは「ハリーポッターと賢者の石」にも出てきた怪物です。
元々は北欧の神話に出て来る洞窟などに住む巨人で、余り賢くないように思われています。

I’m going to eat you up,”
トロールが脅かしますが、ヤギは平然と
「ぼくは小さいから後から来る太った大きいのを食べたら?」
と軽くかわして行ってしまいます。

2番目のヤギにも軽くいなされて、やっと3三匹目の一番大きなヤギを食べようとする
トロールですがなんと、3匹目はトロールよりも目線が上!とてつもなく大きなヤギで
I’m going to eat you up,” と反撃され
食べるどころか反対にやっつけられてしまうのでした。

And that was the end of the troll!
(これがトロールの最後でした!)
このフレーズはいくつものお話に出てきます。シリーズ全体で繰り返される文章です。

この本全体からは一見怖くてかなわないと思われる相手でも、頭を使えば勝てるよ、というメッセージが読み取れます。賢くなるっていいことですね。

The Three Billy Goats Gruff (Carry Along Book & Cassette Favorites)
The Three Billy Goats Gruff (Carry Along Book & Cassette Favorites)
Paul Galdone (著)
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2008年01月10日

[第32回]The Enormous Turnip (New Read It Yourself) (ハードカバー)

The Enormous Turnip (New Read It Yourself)
The Enormous Turnip (New Read It Yourself)
Stephen Holmes (イラスト)


ladybird社のRead it yourselfシリーズのLevel 1(赤い本)の中から
Goldilocks and the three bears「ゴルデロックスと3匹のクマ」に続いて
「おおきなかぶ」をご紹介しましょう。

おなじみのお話を英語で読むときは、ストーリーの解説は必要ないでしょう。
まず注目すべきはEnormous=大きい、という言葉です。
Bigよりも大げさで、宇宙的巨大さ!くらいの派手な言葉ですね。
その通り、この本のイラストにも普通のかぶの何百倍もの大きなかぶが描かれています。
しかもたくさんのてんとう虫やカタツムリも。
美味しいかぶには虫達も寄ってくるのですね。

“I want that enormous turnip for my tea,”
for my teaは以前ご紹介した同じシリーズのlevel 2 The gingerbread manにも出てきます。このシリーズは段階を追って以前出てきたフレーズが繰り返され、復習できるようになっているのが特徴です。

そしてこの本のメインフレーズ!
They pulled and they pulled,
but they couldn’t pull it up.
ゼイルーd、エンゼイルーd、 バッゼイ クドゥント プーイアップ
読むときは太字にアクセントを置いて、ちょっとだけdも発音して、リズミカルに読んでください。

農場の風景らしく犬もネコも手伝いに来ます。
まわりにはネズミも蝶もいて、虫たちもカブが抜けるのを見守ります

もうひとつの繰り返しフレーズは
“Help us pull up this enormous turnip,”
ヘルパス、ィス エノーマス ターニ
言いやすくて覚えやすいので、繰り返し読み聞かせるうちにお子さんもすぐに覚えてしまうことでしょう。シリーズの中でも暗唱に最適な一冊です。

今度何か引っぱるのを手伝って欲しかったら
Help me pull up this tab.(飲み物の)プルタブ開けるの手伝って〜
と言ってみましょう。一緒にひっぱりながら
They pulled and they pulled・・・
と暗唱してくれるかもしれません。


posted by HAPPE-kids at 16:46| Comment(1) | Picture Book 【P〜T】

2007年12月17日

[第31回]I Spy Christmas: A Book of Picture Riddles (I Spy Book) (ハードカバー)

I Spy Christmas: A Book of Picture Riddles (I Spy Book)
I Spy Christmas: A Book of Picture Riddles (I Spy Book)
Jean Marzollo (著), Walter Wick (写真)
Stephen Holmes (イラスト)


クリスマスに関連した言葉は外来語として既にたくさんなじんでいますね。
クリスマスツリー、サンタクロース、トナカイ、そり。
それぞれの本来の英語表現や、様々な単語について
遊びながらたくさんふれられるのがこの本です。

I SPYシリーズはほかにも多数出ていますが、特にクリスマスバージョンは夢があってきれいな写真で構成されています。
見開き2ページにびっしりとテーマに沿ったものが並べられている中から、
指示に従って宝探しをします。

Santa on a sleighそりに乗ったサンタ
Santa with a cane杖を持ったサンタ
などのクリスマス関連の言葉はもちろん
I spy a snowman, three hens in a row,
A drumstick, a rabbit, a small yellow bow
(ゆきだるま、並んだ3羽のめんどり
ドラムスティック、ウサギ、小さな黄色いリボン)
など、問題自体が韻を踏んだ詩になっています。

Bells, ornaments, stockings, cookies…
題名のA Book Of Picture Riddlesはなぞなぞ絵本という意味。
外国のおもちゃやアイシングされたきれいなクッキー、
アンティークのテディベア、バレエの「くるみわり人形」はクリスマスのお話なので
くるみわり人形とナッツがたくさん、雪景色の中の指輪や影。
良く見るとさっきまで見えなかったものがみえるようになってきます。
こどもたちの小さな目なら小さなものも探し出せるみたいです。

おまけの問題として、どのページにも出てくる赤いサンタがいます。
見つけられるかな?
また本文にある以外にも自分独自の問題を作って謎かけしあうのも楽しいものです。

日本語訳では糸井重里氏の訳で「ミッケ!」シリーズとして出ています。
もっと簡単な小さい子向けの
I Spy Little Christmas (I Spy (Scholastic Hardcover))
I Spy Little Christmas (I Spy (Scholastic Hardcover))などI Spy Littleシリーズには数やアルファベットを扱ったものもあります。

またより上級の難しい問題に挑戦するなら
I Spy Extreme Challenger!: A Book of Picture Riddles (I Spy Books)
I Spy Extreme Challenger!: A Book of Picture Riddles (I Spy Books)などもどうぞ。
posted by HAPPE-kids at 13:13| Comment(0) | Picture Book 【F〜J】